SLD 研究会の活動
(System Level Design Group)
- ■目的
- システムレベルの設計で現在までに検討されている技術動向(Seeds)と、
実際に設計者からのシステム設計に対する要求(Needs)を調査・整理する。
- システムレベルの設計環境として、システムの表現方法ならびにそのEDA
環境(システム仕様)を提案し、その有効性を検討する。
- 対外的にシステムレベル設計の標準化活動への協力並びに、本研究会で定
義した設計フロー/設計手法の外部発信を行なう。
- ■活動内容
- 動向調査
−SLDL Initiativeが提案しているシステムレベル設計言語(SLDL)に関する調査
−産学で提案されているシステムレベルの設計言語ならびにツールに関する調査
- ニーズ調査
下記の方法で、システム設計者(システムLSI設計に関与された方)より、現
状の問題点および要求項目の抽出を行なった。
−設計者技術懇談会の開催(1999/2)
−設計者アンケートの実施(1999/9)
- システム設計環境検討
抽出された要求と現在の技術レベルをふまえ、具体的な設計事例を対象として、
あるべき設計環境を検討する。
- 標準化活動への協力ならびに対外発信
SLDL Initiativeのメンバとの意見交換を計画(2000/1)
- ■関連機関の動向
1996年10月より、米国EDA Industry CouncilのもとでSLDL委員会(Systems
Level Description Language Committee)が組織され、1999年よりVIの傘下に
移りSLDL Initiative(System Level Design Language Initiative)として、世
界標準を目指したシステムレベル設計言語の標準化に取り組んでいる。1999年
のDACにて、設計要求・制約記述言語としてRosettaを発表している。現在、シ
ステムの機能定義を含んだSLDLの全体像の検討が進められている。
- (参加メンバ)
委員:12社/14名,客員:2名 主査:安田 光宏/三菱電機(株)
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