PowerFormatワーキンググループ

PowerFormatワーキンググループの活動

※目的を達したため、活動を終了しました。成果は公開ライブラリをご覧ください。

■目的

現在、System-LSIでの低消費電力設計を行う為の「標準」言語として、CPF(Common Power Format)と UPF(Unified Power Format)が存在します。多くの System-LSI設計者は複数のEDAベンダーのツールを組合わせて使用するため、「標準」が2つある事はコンバージョンや互換性の問題をもたらします。 本ワーキンググループでは、System-LSI設計者の利便性を確保すべく2つのフォーマットのインターオペラビリティを重視しつつ、国際標準化に貢献することを目的として活動をしています。

■活動内容

本ワーキンググループは、2007年10月に PF(パワーフォーマット)検討WGとして組織されました。既にその時点では両フォーマットが各EDAベンダーによってツールに実装されつつあり、仮にフォーマットが統一されたとしても、少なくともその後1〜2年 (フォーマットの統一作業を含めると3〜5年)の混乱は避けられないことから、性急なフォーマットの統一は目指さず、両フォーマット間のインターオペラビリティの確保を第一の目的としました。
2008年10月に実施された UPF V2.0の IEEE P1801 投票では、特に CPFとのインターオペラビリティ確保の観点を中心に、各委員がDraftのレビューを行い、JEITAとして改善提案を含む13件の提案をフィードバックし、うち4件が仕様に採用されました。
今後も Si2や Accelleraとの意見交換の際には、両フォーマットの仕様がバラバラに進んでいかないように注意を払っていきたいと考えています。