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第53号 LPBニュース

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第53号 LPBニュース 2019年11月13日配信
半導体&システム設計技術委員会編集
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★★★★★ 今回のトピックス ★★★★★
■第12回LPBフォーラム 開催のご案内
■イベント情報
【1】ET2019 [2019/11/20-22]
【2】JEVeC DAY 2019 [2019/12/17]
■コラム第23回 私とLPB

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■第12回LPBフォーラム 開催のご案内
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LSI - Package - Board(略してLPB)の協調設計を議論する誰でも参加できるコミュニティー
として開催してきましたLPBフォーラムも12回目を迎えることになりました。
詳細につきましては下記URLを随時更新致します。

第12回LPBフォーラム 開催のご案内

開催日時:2020年3月6日(金)13:30~17:30 (13:00より受付)
会    場:一般社団法人 電子情報技術産業協会
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル4階
参加費用:無料
申込方法:準備中です。ホームページで随時お知らせします。

プログラム(仮)
・LPBフォーマット 国際標準改訂、教育プログラム、普及状況
・半導体EMCモデルと機器のEMC特性相関検証、LPBフォーマット化への取り組み
・LPB活用設計事例
・電源回路のIBISモデル化への取り組み
・招待講演

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■イベント情報
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【1】ET2019 [2019/11/20-22]
開催日時  :2019年11月20日(水)~22日(金)
会    場  :パシフィコ横浜
参 加 費  :無料(事前登録の場合)
概要・申し込み :http://www.jasa.or.jp/expo/

(関係者講演)
11/21(木) 10:30-13:00 セミナー会場D EDAトラック講演
11/21(木) 10:30-11:00 セミナー会場D 株式会社リコー
構想設計による手戻りゼロ設計事例と企業連携の取り組み
~ 複合機エレキの構想段階で広がる協調設計の輪 ~
11/21(木) 11:40-12:00 セミナー会場D ジェム・デザイン・テクノロジーズ
協調設計のための物理構想設計環境
~ 企業間のPCB/PKG構想データ交換はここまできた ~

(関係者展示)
ジェム・デザイン・テクノロジーズ社展示(小間B44-05)
展示内容:電子機器メーカーと半導体ベンダーとの協力体制を製品構想段階から支援する、
ICパッケージとプリント基板のための物理プランニングツール GemPackage の
最新版を展示します。また、製品構想段階のフロー全体を改善する要となる
「IEC63055/IEEE2401活用Web環境」(仮称、開発中)を参考展示します。

【2】JEVeC DAY 2019
開催日時  :2019年12月17日(火)
会    場  :川崎市産業振興会館
〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町66-20
参 加 費  :無料(事前登録制)
詳細・申込:http://jevec.jp/2019/07/27/jevecday2019top/

技術展示:4階展示場(12:00-16:00)
No.1 (株)図研
CR-8000 Design Force システムレベルマルチボード設計環境
単体基板はもとより複数基板間を連携したマルチボード設計、異なるテクノロジ部品を統合
するLSI/PKG/PCB協調設計、電気設計者向けエレメカ協調設計に対し、3D技術を取り入れ直観
的でわかりやすい1プラットフォーム設計環境CR-8000 Design Force設計環境をご紹介します。
また、Design Forceで設計を行い実装、2019年9月に一般公開されたIoT機器を簡単に作れる小
型プラットフォーム「Leafony」の展示を行います。

No.3 (株)ジェム・デザイン・テクノロジーズ
ICパッケージとプリント基板のための物理プランナー GemPackage を展示します。
GemPackageは電子機器メーカーと半導体ベンダーとの協調設計を製品構想段階から実施する
ために最適なツールです。
また、製品構想段階のフロー全体を改善するための「IEC63055/IEEE2401活用Web環境」(仮称、
開発中)を参考展示します。

No.4 電子情報技術産業協会(JEITA)
~競争と共創による業界発展の仕掛け~
最新半導体設計技術動向 Accellera Systems Initiative による設計標準紹介。
電子機器開発手法のフロントローディング化、特にMBE・MBSE関連の説明を行います。

プログラム:
(技術セミナー)
11:40-
米国/欧州のDVConで見えた半導体/システムの設計と検証に関する技術の世界水準
EE Tech Focus合同会社 三橋 明城男 氏

14:00-
構想設計による手戻りゼロ設計事例と企業連携の取り組み
~ 複合機エレキの構想段階で広がる協調設計の輪 ~
(株)リコー 中根 信夫 氏

14:20-
はんだ付け不要で組み立てできるIoTセンサモジュールのプロトタイピング
~ アディティブ・マニュファクチャリング技術を使ったセンサモジュールの試作 ~
(株)図研 長谷川 清久 氏

(特別招待講演)
16:00-
2020年の電子デバイスは復調急ピッチ
~ 激動の貿易戦争の中で抜け出すのはニッポン? ~
(株)産業タイムズ社 泉谷 渉 氏

(懇親会)
17:20-

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■コラム第23回 私とLPB
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IEEE/IECのDualロゴ化を達成した今、LPBフォーマット開発関係者からの苦労話を掲載する
ことにしました。第23回目はコニカミノルタ株式会社の野村さんです。
では、野村さんよろしくお願いします。

皆さん、こんにちは。コニカミノルタの野村です。

昨年度からLPBに参加させていただいております。

私は、1990年の入社以来、コピアの設計に携わってきました。
私が入社した当時は、複写機は、いわゆるアナログコピアの時代でした。原稿に光を当てその
像を直接感光体に結像させることでトナーの像を形成するものでした。
暫くするとデジタル化の波が押し寄せ、CCDで読み取った画像を電気信号に変換し、電気信号
でレーザーを駆動しながら感光体上をスキャンすることでトナー像を形成する方式に変わって
いきました。

画像信号のデジタル化は多機能化をもたらしましたが、一方で強烈なEMIの問題を発生しました。
高速の画像信号が装置を貫いて存在し、今まで経験したことが無いようなEMI対策を強いられる
ことになりました。当時はオープンサイトでいつ終わるとも知れないノイズ対策にあけくれる日
々でした。

その苦労が身にしみた私は、電磁界シミュレータの活用を始めました。単なるシミュレーション
への興味からはじめた仕事ですが、それから20年近く続けています。
モーメント法から初めて、FDTD法、数百コアを使う大規模解析へと進歩してきたおかげで、基板
やハーネス、筐体の解析は何とか妥当なものになってきました。
しかし、LSIのモデルはなかなか手に入らず未だに苦労しています。

LPBとのはじめての出会いは、ネットの記事でした。東芝の福場さんという方が、「今後のLSIの
開発はセットとの協調設計が重要であり、その実現にはLSIのモデルが必須であると力説された」
というものです。当時、LSIメーカーは動作保障のためのSIやPIには注力されるのですが、EMIな
どはスコープ外というイメージをもっておりました。そのLSIメーカーが、CPMを提供されるとい
う記事には驚くと同時に、今後EMIのシミュレーションの有効活用を目指す者として心強いものを
感じました。
.... 続きは、

私とLPB 第23回


からご覧ください。

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