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 2023年9月1日(金)
LPB Workshop 2023開催

日時 : 2023年9月1日(金)13:00~17:00
会議方式:Hybrid(リアル&Webex)開催
会場:一般社団法人 電子情報技術産業協会(Webex併用を検討中)
  〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル4階  JEITA 403会議室
参加費用:無料
参加申し込み:LPB Workshop 2023 | JEITA電子情報技術産業協会
締め切り:8月31日(木) 17:00
Webex併用の場合のウェビナー接続先連絡:8月31日(木)

プログラム概要(暫定)

従来、LPBワークショップは合宿形式で夜を徹して語り合うという形式で開催してきましたが、残念ながら2019年度からはオンラインでの開催となってしまいました。今回、ようやくハイブリッド形式ですが対面での開催が可能となりました。フロントローディングとAIをテーマとし開催いたします。AIに関してはEDAベンダーの方を招きEDAでの活用事例を紹介して頂きます。EMIに対するアプローチとLPBフォーマットの高抽象度化について議論します。従来のワークショップの雰囲気を取り戻すべく、議論・対話を中心として進めていきたいと思います。

1.開催にあたって

東芝デバイス&ストレージ(株)福場 義憲 氏

13:00-13:10 (10分)

2.EDAのAI活用

⽇本ケイデンス・デザイン・システムズ社
シーメンスEDAジャパン(株)
(株)図研 藤田陽子 氏

13:10-14:10(60分)

3.フロントローディング
(まずはSI/PIから+EMCへ)

システムフロントローディングWG

14:10-15:25(75分)

4. 休憩

 

15:25-15:40(15分)

5.フロントローディング
(LPBフォーマット拡張)

LPB相互設計・認証WG

15:40-16:55(75分)

5.     閉会の挨拶・
  連絡事項

司会

16:55-17:00(5分)

ファシリテーターからひとこと

EDAのAI活用

 EDAベンダーから最新のAI活用についてご紹介予定。

フロントローディング(まずはSI/PIから+EMCへ)

 DDRメモリに代表されるパラレル伝送は、信号を低振幅化することで、高速化と低消費電力化を両立しつつ進化してきました。このためSignal Integrity(SI)だけでなくPower Integrity(PI)が重要であると言われてから久しくたっております。
 本Workshopでは、今一度、SIとPIに関するLSI‐Package‐Boardの協調設計について議論したいと思います。一般的に行われているSI、PIの設計フローを可視化し、より設計の早い段階からSI、PIの検討を始める(フロントローディング化)ことの必要性やフロントローディング化のために必要なことは何か議論したいと思います。

フロントローディング(LPBフォーマット拡張)

 昨今のMBSEに伴い設計レベルの抽象度が向上してきている。従来のLPBフォーマットは下流設計を中心として発展してきた。
今回のワークショップではLPBフォーマットの抽象度を高める可能性を追及する。一つの例題を上げ具体的な記述方法を議論する。

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第101号 LPBニュース 2023年8月2日配信
         半導体&システム設計技術委員会編集
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★★★★★ 今回のトピックス ★★★★★
■JEITA LPBワークショップ2023 開催!
■DVCon Japan 2023 ご来場ありがとうございました。
■イベント情報
【1】DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!
【2】PCB Systems Forum 2023 JAPAN
【3】「Zuken Innovation World 2023」「ZUKEN digital SESSIONS 2023」開催のお知らせ
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■JEITA LPBワークショップ2023 開催!
 本年も開催いたします。LPBフォーマット、フロントローディング(SI/PI)
についての議論を行う予定です。
 もうすぐ申込開始です。ぜひご参加下さい。

日時:   2023年9月1日(金) 13:00〜
会議方式: リアル + オンライン(検討中)
会場:   一般社団法人 電子情報技術産業協会
 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル4階

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■DVCon Japan 2023 ご来場ありがとうございました。
 去る6月22日、川崎市産業振興会館でDVCon Japan 2023が開催されました。
 朝9:15に受付が始まると、すでに受付前にできていた長い人の列が少しずつ動き始め、
順番にバッジとプログラムをもらい、1階のホールへと誘導されていきました。
 手渡されたプログラムにはDVCon Japanの全体がわかるタイムテーブルがあり、裏面には
展示会場のマップ、そしてベストペーパー・アワードの案内が英語と日本語とで書かれて
います。スマートフォンでQRコードをスキャンすると論文発表のリストが選べ、ベスト
ペーパーを選ぶための一票を投じることができるようになっています。

 ジェネラルセッション

 1階のホールに入ると、さながらコンサート会場のような雰囲気です。このホールは360人も
収容することができ、川崎市産業振興会館の大きな特徴でもあります。
.... 続きは、https://jeita-sdtc.com/2023/07/tg202307/ からご覧ください。

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■イベント情報
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【1】【DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!】
 シーメンスEDAはプリント基板設計にかかわるお客様の課題解決を支援すべく、
「DISCOVERY 2023」ウェビナー・シリーズを全8回にわたり開催いたします。
https://mentorg.co.jp/events/discovery_2023/
第6回 [オンデマンド・ビデオ公開予定] 設計初期段階での電子部品の最適化に向けた意思決定
第7回 [10/4]DDR4のPDNインピーダンスと解析と実測の相関性
第8回 [11/1]シミュレータはこう使う!DDRxデザインの高品質、TAT短縮を実現する検証
    ソリューション ーHyperLynxシリーズを活用した効率的なシミュレーション
(第1回〜第5回 オンデマンド・ビデオ公開中)

【2】【 PCB Systems Forum 2023 JAPAN 】
 PCB Systems Forum 2023は、システム設計、電気設計、メカ設計、熱設計
などのマルチドメインでの協業とデジタルスレッドを活用した社内・社外における
エコシステム構築に焦点を当て、ユーザ事例と最新ロードマップを交えつつ、
テクノロジーがもたらす各種シナジーを紹介します。
 日時:    2023年9月8日(金) 10:00 - 19:00(受付:9:30〜)
 会場:    東京コンファレンスセンター・品川
 参加申し込み: https://event-new.sw.siemens.com/website/59566/

【3】【「Zuken Innovation World 2023」「ZUKEN digital SESSIONS 2023」開催のお知らせ】
 株式会社図研は、最新技術トレンド、それを踏まえたエンジニアリングIT環境革新への取り
組みについて、国内外のさまざまな業界のお客様や技術パートナーの講演をご紹介する図研の
プライベートイベント「Zuken Innovation World 2023」、およびオンラインイベント
「ZUKEN digital SESSIONS 2023」の開催を決定いたしました。

「Zuken Innovation World 2023」
日 時:2023年10月12日(木)〜13日(金)
会 場:横浜ベイホテル東急
参加費:無料(事前登録制:申込登録受付は9月初旬開始予定)

「ZUKEN digital SESSIONS 2023」
日 時:2023年10月12日(木)〜19日(木)
会 場:オンライン(図研の会員制サイト
   「 ZUKEN digital(https://my.zukendigital.com/s/)」内)
参加費:無料(事前登録制:申込登録受付は9月初旬開始予定)

 なお、申込登録をするためには「ZUKEN digital」へのメンバー登録が必要となっております。
まだ会員でない方は、この機会にぜひご登録(https://my.zukendigital.com/s/member-terms)
をお願いいたします。
 最新情報は、「ZUKEN digital」で適宜お伝えしてまいりますので、ぜひご期待ください。
また、Zuken Innovation World / ZUKEN digital SESSIONS 講演アーカイブなどの各種情報は、
専用サイト ziw.jp(https://www.ziw.jp/) にて公開しています。

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LSI・パッケージ・ボード(LPB)相互設計規格である国際標準IEC 63055/
IEEE 2401-2019は下記URLからご購入できます。
https://standards.ieee.org/standard/2401-2019.html
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今回も引き続き「DVConステアリングTG」からお届けします。
DVCon Japanへのご参加、ありがとうございました。


去る6月22日、川崎市産業振興会館でDVCon Japan 2023が開催されました。朝9:15に受付が始まると、すでに受付前にできていた長い人の列が少しずつ動き始め、順番にバッジとプログラムをもらい、1階のホールへと誘導されていきました。

手渡されたプログラムにはDVCon Japanの全体がわかるタイムテーブルがあり、裏面には展示会場のマップ、そしてベストペーパー・アワードの案内が英語と日本語とで書かれています。スマートフォンでQRコードをスキャンすると論文発表のリストが選べ、ベストペーパーを選ぶための一票を投じることができるようになっています。

ジェネラルセッション
1階のホールに入ると、さながらコンサート会場のような雰囲気です。このホールは360人も収容することができ、川崎市産業振興会館の大きな特徴でもあります。

午前中のジェネラルセッションには、聴講者全員が参加します。DVCon Japan実行委員会委員長である田中玄一氏の挨拶に続き、Accellera Systems InitiativeのVice Presidentを務めるDennis Brophy氏によるAccellera Overviewの紹介が行われました。Accelleraにおいて新たに始まった標準化プロジェクトの紹介や、DVCon USの2023 Technical Excellence AwardがVerilogの開発と発展に大きく貢献し、昨年の9月に他界されたPhill Moorby氏に贈られた事などが伝えられました。Dennis Brophy氏はこの日のために米国からかけつけてくれたのです。
続いて東京大学、大学院情報理工学系研究科の鶴岡慶雅教授による基調講演 - 「言語生成A Iの原理と展望」が講演されました。ChatGPTなどに関する話題が盛んな今、タイムリーな内容かつ興味深い講演で、質疑応答も活発に行われました。
このジェネラルセッションが終わると分科会になります。分科会はチュートリアルが8セッション、論文発表が12セッションで構成されていました。

チュートリアルセッション

チュートリアルは質疑応答を入れて50分です。Portable Stimulus & Test Standard (PSS)やUVM、8年ぶりに改訂されたIEEE 1685 IP-XACTの入門などがありました。DVCon USやDVCon Europeと同様に、このような情報に触れる機会を提供するのもDVCon Japanの役割だと言えます。特にPSSのセッションには日本語と英語で質問やコメントの発言が飛び交い、非常に活発かつ有意義なディスカッションとなりました。またEDAベンダーによるチュートリアルもありましたが、ツール紹介ではなく、フォーマル検証とフォーマルテストベンチの意義とコツを徹底的に紹介するセッションもあり、深く学ぶことができました。

論文発表セッション
論文はEasy Chairという専用サイトを使って広く公募され、結果として16本の論文が集まりました。投稿形式としては論文フォーマットに加えて、数ページのスライド資料と概要を組み合わせた投稿も可能です。実行委員会ではテクニカルプログラム・コミッティーによる論文査読を行い、最終的に12本の論文に絞られました。論文発表は1本あたり質疑応答を含めて30分で、RISC-V検証、フォーマル検証、PSS、UVM、高位検証フロー、機能安全などにグループ化され、発表されました。論文発表でも非常に活発な質疑応答が繰り広げられました。

この写真は最も優れた論文に対して贈られるベストペーパー・アワードの表彰式のものです。ネットワーキング(懇親会)の中で行われました。DVCon JapanのWebサイトにはベストペーパー・アワードの投票システムが準備されており、聴講者がスマートフォンなどでアクセスし、それぞれ一票を投じることで決定されます。
実はDVConの第一回目の国内開催であるDVCon Japan 2022ではベストペーパー・アワードは設定されていませんでした。つまりDVCon Japanの歴史上、初めてのベストペーパー・アワードになります。記念すべき最初のベストペーパー・アワードを受賞したのは、“Reducing the simulation life cycle time of Fault Simulations using Artificial Intelligence and Machine Learning techniques on Big Data dataset” というタイトルで論文を投稿した、Darshan Sarodeさん、Pratham Khandeさん、Priyanka Gharatさんで、インドのSilicon Interface社でVLSI設計を担当しています。写真は共著論文を発表したPriyanka Gharatさんで、手に持っているのは実行委員長から贈られた表彰状です。このようなアワードは著者らのキャリアにおいても、そして業界の発展においても有益であると思います。

展示会・ネットワーキング
川崎市産業振興会館の4階ではゴールドスポンサー、シルバースポンサー、出展者らによる展示会が午後から開催されました。展示は夕方5時からのネットワーキング(懇親会)の間も継続して行われました。

各出展ブースでは机2つをL字に使い、ツールなどのソリューションを展示するとともに、各社ご自慢のお酒などを振る舞っており、中には生ビールのサーバーごと持ち込む会社もありました。なお乾杯の挨拶はAccelleraのVice Chair、Dennis Brophy氏です。DVCon Japanとしては展示会も懇親会も初の試みでしたが、スポンサーや出展社の皆様のご協力もあり、そしてAccelleraからの協力もあり、成功裡に終えることができました。感謝しかありません。

振り返ればとても盛り上がったDVCon
参加されていた聴講者の方は分かると思いますが、チュートリアルや論文発表によっては質疑応答が非常に活発で、マイクを使わずに後ろの席から大きな声で議論に参加する方もいました。また懇親会の間も乾杯や挨拶、ベストペーパー・アワードの表彰式などが営まれましたが、参加者が惜しみなく拍手をおくり、声を出して盛り上げていただいた光景がとても印象的です。ありがとうございました。

思いっきり振り返れば、DVConには20年もの歴史があり、VUG – VHDL User GroupやIVC – International Verilog Conferenceなどの時代も入れると35年にもなります。DVCon Japanは第一回目を2022年6月23日にオンライン&オンデマンドで、第二回目を2023年6月22日に開催し、まだ始まったばかりではあるものの、DVConが持つ長い歴史の一部となったことは確かです。今後も継続して開催し、また米国、ヨーロッパ、インド、中国、台湾などとお互いに刺激し合うことにより、インターナショナル・カンファレンスとして盛り上がっていくと思います。

最後に
DVCon Japanの実行委員会では、実行委員を募集しています。現在は10名程度ですが、より中身の濃い、より学ぶことの多いカンファレンスとしていくために、いっしょに企画・運営していただける方、仕事も忙しいけどちょっと外部の人たちと交流することで活躍するフィールドを広げたいと思っている方、大歓迎です。

最後になりますが、DVCon Japanのスポンサーやサポーター、出展社となっていただいた会社の皆様に、感謝の気持ちをお伝えしたいです。また協賛をいただいております一般社団法人電子情報技術産業協会、情報処理学会、IEEE CEDA AJJCの方々にも、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

(EE Tech Focus合同会社 / 三橋明城男)

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第100号 LPBニュース 2023年6月15日配信
         半導体&システム設計技術委員会編集
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★★★★★ 今回のトピックス ★★★★★
■DVCon Japan 2023 開催迫る
■イベント情報
【1】DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!

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■DVCon Japan 2023 開催迫る
 来る6月22日(木)、川崎市産業振興会館にてDVCon Japan 2023が開催されます。DVConは
Design & Verification Conferenceの略称で、Accellera Systems Initiativeがメインスポン
サーとなり、日本国内では情報処理学会-SIGSLDM(SIG-System & LSI Design Methodology)、
IEEE CEDA All Japan Joint Chapter、そして一般社団法人電子情報技術産業協会による協賛の
もとで開催されます。
 今年のDVConは午前中の基調講演やAccellera Overviewのセッションに続いて、8セッションの
チュートリアル、12セッションの論文発表が3トラック並行して行われ、さらに午後からは
展示会も開催されます。また夕方からはネットワーキングを目的とした懇親会/展示会も用意
されています。

 基調講演は「言語生成AIの原理と展望」

 今年の基調講演は、東京大学、大学院情報理工学系研究科 教授、鶴岡慶雅先生にご登壇
いただくことになりました。タイトルは「言語生成AIの原理と展望」です。
.... 続きは、https://jeita-sdtc.com/2023/06/tg202306/ からご覧ください。

DVCon Japan 2023 の申込み: https://www.dvcon-jpn.org/registration/
DVCon Japan 2023 の詳細 URL: https://www.dvcon-jpn.org/

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■イベント情報
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【1】【DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!】
 シーメンスEDAはプリント基板設計にかかわるお客様の課題解決を支援すべく、
「DISCOVERY 2023」ウェビナー・シリーズを全8回にわたり開催いたします。
https://mentorg.co.jp/events/discovery_2023/
第1回 [オンデマンド・ビデオ公開中] DXによるPCB検証の自動化(eDesign Guideline)
第2回 [オンデマンド・ビデオ公開中] Valorによる実装設計の品質向上と実装準備プロセスの
   最適化
第3回 [オンデマンド・ビデオ近日公開] 特別招待講演 - エレメカ連携により開発期間を劇的
   に短縮。メカCAD操作も取り入れた「Xpedition-NX連携の体験型ワークショップ」
第4回 [オンデマンド・ビデオ近日公開] システムから回路/基板/熱/EMCまで含めたパワー
   モジュール設計検証へのチャレンジ 第一部
第5回 [7/5] システムから回路/基板/熱/EMCまで含めたパワーモジュール設計検証への
   チャレンジ 第二部
第6回 [8/2] 設計初期段階での電子部品の最適化に向けた意思決定
第7回〜8回 Coming Soon

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LSI・パッケージ・ボード(LPB)相互設計規格である国際標準IEC 63055/
IEEE 2401-2019は下記URLからご購入できます。
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今回も引き続き「DVConステアリングTG」からお届けします。

DVCon Japanの詳細はこちら、お申し込みはこちらです。


来る6月22日(木)、川崎市産業振興会館にてDVCon Japan 2023が開催されます。DVConはDesign & Verification Conferenceの略称で、Accellera Systems Initiativeがメインスポンサーとなり、日本国内では情報処理学会-SIGSLDM(SIG-System & LSI Design Methodology)、IEEE CEDA All Japan Joint Chapter、そして一般社団法人電子情報技術産業協会による協賛のもとで開催されます。

DVCon Japan 2023のロゴ

今年のDVConは午前中の基調講演やAccellera Overviewのセッションに続いて、8セッションのチュートリアル、12セッションの論文発表が3トラック並行して行われ、さらに午後からは展示会も開催されます。また夕方からはネットワーキングを目的とした懇親会/展示会も用意されています。

基調講演は「言語生成AIの原理と展望」

今年の基調講演は、東京大学、大学院情報理工学系研究科 教授、鶴岡慶雅先生にご登壇いただくことになりました。タイトルは「言語生成AIの原理と展望」です。そして基調講演のアブストラクトはこちらになります。

ChatGPTをはじめとする言語生成AIが社会や産業に大きな影響を与えつつある。言語生成AIは大規模言語モデルとも呼ばれ、大量のテキストを用いて言語モデルとして事前学習され、人間との対話ができるようにファインチューニングされている。本講演では、大規模言語モデルの原理や周辺技術を解説したうえで、大規模なプログラムの生成やデバッグの可能性などを含め、今後の言語生成AIの発展に関する展望を述べる。

鶴岡慶雅先生

鶴岡先生は1997年、東京大学 工学部電気工学科をご卒業になり、2002年には同じく東京大学の大学院工学系研究科 電子工学専攻博士課程を修了されました。工学博士でいらっしゃいます。その後、科学技術振興事業団研究員、マンチェスター大学Research Associate、北陸先端科学技術大学院にて大学准教授、東京大学 大学院工学研究科にて准教授を経て、2018年より東京大学の大学院 情報理工学系研究科で教授をされています。主に自然言語処理、ゲームAI、強化学習等の研究に従事されていらっしゃいます。

基調講演の内容については当日のご講演を楽しみにしていただくとして、皆さんはChatGPTやGoogle BARDなどを使っていますか?半導体の上流設計や機能検証で、どのような場面で使えるのでしょうか。自然言語が扱えるなら要件仕様書から、何かしらのアサーションコードやテストコードが生成できるのか、テストコードとカバレッジの関係から、より少ないテストでより高いカバレッジを達成するようなリグレッションスイートが構築できるのか、デバッグについてはどうなのか、興味深いところです。

ご参考までに、今回予定されている論文発表の1つは、機能安全に欠かせない故障シミュレーションにAIとMLアルゴリズムを使い、シミュレーションライフサイクルを短縮したというもので、インドのムンバイにあるSilicon Interfaces社でVLSI設計を担当されているエンジニアの方々に発表していただきます。

皆さんも、大規模言語による生成系AIがどんなところで使えるのか、色々と想像しながら、この基調講演や論文発表を聴講されると良いと思います。ぜひ鶴岡先生にも質問をぶつけてみてください。

DVCon Japan 2023開催概要

DVCon Japan 2023は以下の要項で開催されます。

日時 :           2023年6月22日(木)9:15~19:00(懇親会は17:00-19:00)
会場:           川崎市産業振興会館
〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地20
参加費用:    3,300円(税込み)
参加申込み: https://www.dvcon-jpn.org/registration/
詳細URL:   https://www.dvcon-jpn.org/

川崎市産業振興会館 – 外観

半導体の上流設計と機能検証に関する最新情報やベストプラクティスを学びつつ、ぜひ懇親会で乾杯しましょう。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

(EE Tech Focus合同会社 / 三橋明城男)

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第99号 LPBニュース 2023年5月25日配信
半導体&システム設計技術委員会編集
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★★★★★ 今回のトピックス ★★★★★
■DVCon Japan 2023 開催迫る
■イベント情報
【1】DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!

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■DVCon Japan 2023 開催迫る
来る6月22日(木)、川崎市産業振興会館にてDVCon Japan 2023が開催されます。
DVConはDesign & Verification Conferenceの略称で、Accellera Systems Initiativeが
メインスポンサーとなり、日本国内では情報処理学会-SIGSLDM(SIG-System & LSI
Design Methodology)、IEEE CEDA All Japan Joint Chapter、そして一般社団法人
電子情報技術産業協会による協賛のもとで開催されます。
今年のDVConは午前中の基調講演やAccellera Overviewのセッションに続いて、
8セッションのチュートリアル、12セッションの論文発表が3トラック並行して行われ、
さらに午後からは展示会も開催されます。また夕方からはネットワーキングを目的とした
懇親会/展示会も用意されています。
.... 続きは、https://jeita-sdtc.com/2023/05/tg202305/ からご覧ください。

DVCon Japan 2023 の詳細 URL: https://www.dvcon-jpn.org/

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■イベント情報
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【1】【DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!】
シーメンスEDAはプリント基板設計にかかわるお客様の課題解決を支援すべく、
「DISCOVERY 2023」ウェビナー・シリーズを全8回にわたり開催いたします。
https://mentorg.co.jp/events/discovery_2023/
第1回 [オンデマンド・ビデオ公開中] DXによるPCB検証の自動化(eDesign Guideline)
第2回 [オンデマンド・ビデオ公開中] Valorによる実装設計の品質向上と実装準備プロセスの
最適化
第3回 [オンデマンド・ビデオ近日公開] 特別招待講演 - エレメカ連携により開発期間を劇的
に短縮。メカCAD操作も取り入れた「Xpedition-NX連携の体験型ワークショップ」
第4回 [6/7] システムから回路/基板/熱/EMCまで含めたパワーモジュール設計検証への
チャレンジ 第一部
第5回 [7/5] システムから回路/基板/熱/EMCまで含めたパワーモジュール設計検証への
チャレンジ 第二部
第6回 [8/2] 設計初期段階での電子部品の最適化に向けた意思決定
第7回〜8回 Coming Soon

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今回も引き続き「DVConステアリングTG」からお届けします。

DVCon Japanの詳細はこちらです。


DVCon Japan 2023 – 実行委員会メンバーはドキドキしている!

来る6月22日(木)、川崎市産業振興会館にてDVCon Japan 2023が開催されます。DVConはDesign & Verification Conferenceの略称で、Accellera Systems Initiativeがメインスポンサーとなり、日本国内では情報処理学会-SIGSLDM(SIG-System & LSI Design Methodology)、IEEE CEDA All Japan Joint Chapter、そして一般社団法人電子情報技術産業協会による協賛のもとで開催されます。

DVCon Japan 2023のロゴ

今年のDVConは午前中の基調講演やAccellera Overviewのセッションに続いて、8セッションのチュートリアル、12セッションの論文発表が3トラック並行して行われ、さらに午後からは展示会も開催されます。また夕方からはネットワーキングを目的とした懇親会/展示会も用意されています。

DVCon Japanは2022年に第一回が開催されましたが、コロナ禍の影響でオンライン開催とオンデマンド視聴でした。オンライン開催はJEITA - 電子情報技術産業協会のスタジオから無事に配信することができました。つまり今年のDVCon Japan 2023は国内開催のDVConとしては初めての会場での対面開催となります。実際にお客様を前にしての総合司会や論文発表でのセッションチェアの役割はもちろん、各会場でのPC設営と音響設定、200人を超えると予想されるお客様を誘導し、ランチの準備や懇親会の準備、後片付けまでをこなさなくてはいけません。現在、実行委員会のメンバーはその準備に追われ、実は相当ドキドキしています。ご参考までに実行委員会メンバーの普段の顔写真は、こちらから見ることができます。

標準規格に関するチュートリアルの予備知識

もう1つ、別の意味でのドキドキ感があります。それは8セッションのチュートリアルの中でも、日頃からあまり接する機会がない、Accellera標準やIEEE標準について学ぶことができる3つのセッションが提供できるということです。ここでは、そのセッション受講前の予備知識についてご紹介します。

  • Portable Test & Stimulus Standard
    これは通常PSSと呼ばれており、Accelleraの標準です。SoCやASIC、FPGAなどのテストシナリオに関する標準です。どうやってテストするかより、何をテストするかに注目します。SoCに含まれるリソースを考慮し、例えばUSBでデータを受取り一度メモリに蓄積し、DMAチャンネルがデータをコピーして画像プロセッサに渡す、といった一連のテストシナリオについて考えます。ここで重要なのはUSB、DMA、画像プロセッサというリソースが扱えるデータタイプは何か、データフローはバッファ型かストリーム型か、DMAチャンネルは他のリソースと共有するのか占有するのかなどを制約として指定すると、その制約を守った「リーガルなテスト空間」にあるすべてのテストシナリオをグラフ展開し、スケジュールし、生成してくれます。テストを記述するというよりは制約ベースで合成するという表現が正しいでしょう。DMAチャネルを使わずにCPU上の実行命令がメモリに取込み、そこから画像プロセッサに送るという別にシナリオがリーガルであれば、それも生成してくれます。
    PSSは2018年6月26日に「PSS Language Reference Manual 1.0」をリリースして以降、2019年2月25日には0a、2021年4月14日には2.0をリリースし、現在は2.1に向けた標準化作業が進んでいます。ただ今回の改訂ではあまりにも大きな仕様変更をしているため、ひょっとするとV3.0という版名になるかも知れません。その大きな仕様変更は、DVCon Japan 2023のチュートリアルで知ることができます。
  • IP-XACT
    2010年4月、SPIRITコンソーシアムはAccellera Systems Initiativeと統合しました。SPIRITはもともとIPの運用を促進するIP-XACTの策定を進めており、当時すでにIEEEのコーポレートメンバーとなっていたAccelleraとの統合は、その後のIEEE標準化の加速にもつながっています。
    IP-XACTは、IPを再利用する際に、IPの構成方法やインタフェース、コンフィギュレーション、レジスタマップなどがIP提供者によってまちまちで、多くのドキュメントを読んで使用するプロセスにはヒューマンエラーが介在しやすく、IP再利用で期待される生産性向上にブレーキをかけてしまう課題に対応しようとするものです。IP統合に関する要素を標準化し、メタデータとしてXML表記することで、ツールやスクリプトによる自動化を促進し、ひいてはIPの再利用性やSoC統合を容易化することが趣意です。
    IP-XACTはIEEE-1685として2009年に標準化され、その後2014年に改訂されています。Accelleraに設置されたIP-XACTのワーキンググループでは、IEEE標準に対する捕捉的なユーザーガイドを作成したり、ベンダー固有の拡張機能などを策定したりしてきました。またIP-XACTの標準をさらに改善し、IP統合だけでなく早期プロトタイピング、機能検証、パワー解析、AMS、デバッグなどへの対応を議論してきました。このような活動の結果、期待されているものがIEEE-1685 2023年版としてリリースされる予定です。DVCon JapanではIP-XACTの基本的な情報も復習しつつ、2023年版リリースでどのような変更がされるかについてもお伝えする予定です。
  • UVM ― pyuvm
    UVM – Universal Verification MethodologyはもともとAccelleraで標準化された検証メソドロジで、制約付きランダム検証、カバレッジドリブン検証を実現するためのAPI群およびクラスライブラリで、IEEE 1800 – SystemVerilogにより実装されていました。その後、UVMがIEEE標準となる際に、IEEE 1800.2 UVMではAPIの仕様のみを扱い、APIの実装部分は標準化の対象とはなりませんでした。この移管後、AccelleraのUVMワーキンググループからは、IEEE 1800.2のリファレンスライブラリという位置付けで、SystemVerilogによるクラスライブラリ実装を提供することになりました。
    この変更により、UVMはSystemVerilog実装でなくても良いため、例えばSystemCワーキンググループではシステム開発から半導体検証への流れを滞りなくすることを目的として、SystemC実装のUVM互換ライブラリに着手しています。同じように、UVMをPythonで実装しようとするオープンソースのプロジェクトも登場しました。もともとcocotbというHDLシミュレータとのコ・シミュレーション実現の関数ライブラリがあり、これを活用してpyuvmとしてUVM実装ライブラリが提供されています。
    すでにSystemVerilogでのリファンレンス・ライブラリが存在するのに、なぜPythonなのか、また実効性はあるのかなどについても解説される予定です。

川崎市産業振興会館 – 外観

DVConは米国では4日間で$695、ヨーロッパでは2日間で€300ですが、国内では1日ですが¥3,000-で開催します。DVCon Japan 2023への参加登録やプログラムについてはhttps://www.dvcon-jpn.org をご参考にしてください。半導体の上流設計と機能検証に関する最新情報やベストプラクティスを学び、ぜひ懇親会で乾杯しましょう。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

(EE Tech Focus合同会社 / 三橋明城男)

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第98号 LPBニュース 2023年3月10日配信
半導体&システム設計技術委員会編集
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★★★★★ 今回のトピックス ★★★★★
■LPBフォーラム2022(第15回LPBフォーラム) 資料掲載のお知らせ
■「今月の活動紹介」第9回 DVConステアリングTG
■イベント情報
【1】DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!

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■LPBフォーラム2022(第15回LPBフォーラム) 資料掲載のお知らせ
お待たせいたしました。LPBフォーラム2022で使用した資料を
公開いたしました。

掲載場所:https://jeita-sdtc.com/publishedmaterials/lpbforum_documents/lpbforum-15_documents/

■「今月の活動紹介」第9回 DVConステアリングTG
今回は「DVConステアリングTG」から、いつもの活動報告と少し雰囲気の違うものをお届けします。

DVCon Japan開催にはすごい歴史があった!

ASICやFPGAの論理設計、論理検証にはVHDLやVerilogHDL、SystemVerilogといった標準言語は
欠かせませんが、それ以外にもUVM、SystemC、PSS、PSL、UPF、IP-XACTなど、多くの標準言語や
標準ライブラリを活用しなくてはならなくなってきています。同時にEDAツールもシミュレー
ションや論理合成、リント、フォーマル検証、CDC検証、エミュレータなどの活用が進んでいます。
開発対象のアプリケーションの特徴や仕様に合わせて標準言語や標準ライブラリ、EDAツールを
適切な工程で効果的に使うことは、プロジェクトの成否を左右すると言っても過言ではない
でしょう。

DVConはDesign & Verification Conferenceというカンファレンスで、まさにこの点に焦点を
当てて開催されています。
.... 続きは、https://jeita-sdtc.com/2023/03/tg202303/ からご覧ください。

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■イベント情報
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【1】【DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!】
シーメンスEDAはプリント基板設計にかかわるお客様の課題解決を支援すべく、
「DISCOVERY 2023」ウェビナー・シリーズを全8回にわたり開催いたします。
https://mentorg.co.jp/events/discovery_2023/
第1回 [オンデマンド・ビデオ近日公開] DXによるPCB検証の自動化(eDesign Guideline)
第2回 [4/5] Valorによる実装設計の品質向上と実装準備プロセスの最適化
第3回 [5/17] メカCAD操作も取り入れたXpedition-NX連携の体験型ワークショップ
第4回〜8回 Coming Soon

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LSI・パッケージ・ボード(LPB)相互設計規格である国際標準IEC 63055/
IEEE 2401-2019は下記URLからご購入できます。
https://standards.ieee.org/standard/2401-2019.html
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今回は「DVConステアリングTG」から、いつもの活動報告と少し雰囲気の違うものをお届けします。


DVCon Japan開催にはすごい歴史があった!

ASICやFPGAの論理設計、論理検証にはVHDLやVerilogHDL、SystemVerilogといった標準言語は欠かせませんが、それ以外にもUVM、SystemC、PSS、PSL、UPF、IP-XACTなど、多くの標準言語や標準ライブラリを活用しなくてはならなくなってきています。同時にEDAツールもシミュレーションや論理合成、リント、フォーマル検証、CDC検証、エミュレータなどの活用が進んでいます。開発対象のアプリケーションの特徴や仕様に合わせて標準言語や標準ライブラリ、EDAツールを適切な工程で効果的に使うことは、プロジェクトの成否を左右すると言っても過言ではないでしょう。

DVConはDesign & Verification Conferenceというカンファレンスで、まさにこの点に焦点を当てて開催されています。

米国でのDVCon開催の様子

DVConは1年に1回開催されており、米国のサンノゼで2023年2月27日から3月2日まで4日間に渡って開催されたDVCon US 2023は、なんと20回目を迎えました。ここでDVConやDVConのメインスポンサーとなっているAccellera Systems Initiativeという組織を含め、その歴史を紐解いてみましょう。

 

1987年12月10日、VHDLはIEEE-1076として標準化されました。この時代は回路図入力が全盛の時代でした。そのような時代にあってVHDLの役割はシステムの仕様を明確にドキュメント化する目的で標準化されました。しかしシステムの仕様書がそのまま実行できるメリットを享受できるVHDLシミュレータが登場し、その活用ノウハウや、後に論理合成の記述スタイルなどに関するノウハウを共有する目的でVUG = VHDL User Groupが設立され、カンファレンスが開催されました。これを主導していたのはVI = VHDL Internationalという組織です。

一方でVerilogは1984年に開発されたベンダーの独自言語でしたが、回路図入力から言語設計へと移行する中で、すでにシミュレーション言語として多くのユーザーがいました。言語戦争とも言われた時代においてIEEE標準かどうかが言語選択の大きな要素となり、OVI = Open Verilog Internationalという組織がIEEE標準化に取組み、1995年にIEEE-1364として標準化されました。

その後、VHDLとVerilogを混在させてシミュレーションできるツールがリリースされ、両言語の資産を流用できるようになると、両陣営の統合へと動きが進み、両陣営のユーザーグループが統合され、カンファレンスもHDL Conとして開催されました。ここで認識された問題が標準化に要する時間です。すでに使用実績があった言語にも関わらず、IEEE標準としてリリースされるまで数年を要しており、これでは半導体の進歩のペースに追従できないのではないかという懸念を残しました。

そこでIEEEにおける標準化ペースを加速(アクセラレート)しようと設立された標準化団体がAccelleraです。その後にOSCIやSPIRITなど他の団体を巻き込み、現在はAccellera Systems Initiative™️となっています。Accelleraの枠組みで標準化活動を策定し、それをIEEEに寄贈(donation)することで加速していきました。Accellera設立以降、さまざまなIEEE標準が策定されていることが分かると思います。
さらにAccelleraでは、Accellera標準やIEEE標準をプロモーションするべく、従来のカンファレンスを新ためDVConという名称で2003年に開催し、それ以降20年にわたって開催してきました。

また国際的な広がりも見せていて2014年からはヨーロッパとインドでの開催が始まりました。ヨーロッパはドイツのミュンヘンが、インドはバンガローが開催地になっています。また2017年からは中国の上海でも開催が始まっています。COVIDの影響を受けてオンラインで開催したり、日程を調整したりしながら現在でも継続しています。
日本では2022年にDVCon Japan 2022としてオンライン開催しました。Accelleraチェアによる標準化活動のアップデート、東京大学 d.labのセンター長を務める黒田忠広教授による基調講演で始まり、Accellera標準のPortable Test and Stimulus標準のユーザー事例やフォーマル検証によるサインオフ、UVMによる簡単なレジスタアクセス、低消費電力設計など、多岐に渡って論文発表とチュートリアル講演が実施されました。

DVCon Japan 2023は川崎市産業振興会館を会場とした開催の企画が進行中です。是非ともDVCon JapanのWebサイト – www.dvcon-jpn.orgをご確認の上、論文投稿やチュートリアル投稿、もしくはスポンサーになるなど、皆様からの積極的なご参加を期待しています。

(EE Tech Focus合同会社 / 三橋明城男)

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第97号 LPBニュース 2023年2月28日配信
         半導体&システム設計技術委員会編集
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★★★★★ 今回のトピックス ★★★★★
■LPBフォーラム2022(第15回LPBフォーラム) 3/2申込み締め切り!
■イベント情報
【1】DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!

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■3/2申込み締め切り!
 LPBフォーラム2022(第15回LPBフォーラム)
こちらよりお申し込み下さい:https://www.jeita.or.jp/form/custom/256/form
締め切り : 3月2日(木)17:00
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日時: 2023年3月3日(金)13:30〜
会議方式:リアル+オンライン(リアル開催は大手町ファーストスクエアカンファレンス)
参加費用 : 無料
ウェビナー接続先連絡 : 3月2日(木)
詳細 URL:https://jeita-sdtc.com/2023/02/lpbforum15/
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 LSI - Package - Board(略してLPB)の協調設計を議論する誰でも参加できるコミュニティー
として開催してきましたLPBフォーラムも15回目を迎えることになりました。
 3月3日(金)13:30より開催いたします。

 今回はリアル+オンラインのHybrid開催の予定です。鋭意準備を進めております。
皆様からもご意見を頂きたく、是非ご参加ください。
 詳細については、HPを随時更新して参ります。

プログラム(暫定)
1. 開催にあたって 13:30-13:40(10分)
   東芝デバイス&ストレージ(株) 福場 義憲氏
2. 電子デバイスモデル仕様書標準化の必要性調査報告の概要紹介 13:40-14:10(30分)
   (株)ミツバ 増山 譲様
3. MBSE/MBDによる設計フロー構築とLPBフォーマットの活用 14:10-14:40(30分)
   東芝デバイス&ストレージ(株) 福場 義憲氏
   (株)ジェム・デザイン・テクノロジーズ 村田 洋氏
   (株)図研 古賀 一成氏
4. 休憩 14:40-14:50 (10分)
5. フロントローディングの領域拡張 14:50-16:50 (120分)
  システムフロントローディングWG委員
6. 閉会の挨拶・連絡事項 16:50-17:00(10分)
  司会
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■イベント情報
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【1】【DISCOVERY 2023 日本語ウェビナー・シリーズを開催!】
 シーメンスEDAはプリント基板設計にかかわるお客様の課題解決を支援すべく、
「DISCOVERY 2023」ウェビナー・シリーズを全8回にわたり開催いたします。
https://mentorg.co.jp/events/discovery_2023/
第1回 [3/1] DXによるPCB検証の自動化(eDesign Guideline)
第2回 [4/5] Valorによる実装設計の品質向上と実装準備プロセスの最適化
第3回 [5/17] メカCAD操作も取り入れたXpedition-NX連携の体験型ワークショップ
第4回〜8回 Coming Soon

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LSI・パッケージ・ボード(LPB)相互設計規格である国際標準IEC 63055/
IEEE 2401-2019は下記URLからご購入できます。
https://standards.ieee.org/standard/2401-2019.html
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◆本メールマガジンは、LPBフォーラムに御参加いただいた皆さまに
各種イベントやセミナー情報を配信させていただくものです。
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いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
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〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
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